ウォーホルの「Silver Car Crash」、過去最高の105億円で落札
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【11月14日 AFP】米ニューヨーク(New York)で13日に行われたオークションで、米ポップアートの巨匠、故アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品「Silver Car Crash(Double Disaster)」(銀色の車の事故〈二重の災禍〉)がウォーホル作品としては過去最高額の1億500万ドル(約105億円)で落札された。オークションを主催した競売大手サザビーズ(Sothebys)が明らかにした。
「Silver Car Crash」は、ウォーホルの1963年の作品「死と惨劇」シリーズの1つ。大きさは縦2.43メートル、幅4メートルで2枚のパネルから成る。左側のパネルには自動車事故の写真15枚が、右側は銀色のパネルが配されている。
同作品の落札をかけて、3人の入札者が争ったという。
強烈な印象を残すこの作品を、専門家らは先駆者的と評する。銀色のパネルは映画的な死の暗喩と言われる。
前日には20世紀の英国の画家フランシス・ベーコン(Francis Bacon)の「ルシアン・フロイドの3習作(Three Studies of Lucian Freud)」が、美術品としては史上最高となる1億4240万ドル(約142億円)で落札されている。(c)AFP