パッキャオのトレーナー、「リオス戦で負けたら引退命じる」
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【11月14日 AFP】フィリピンのボクシング元王者、マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)のトレーナーが13日、もしパッキャオが次の試合で敗れた場合、同選手に引退を命じるとインタビューで語った。
パッキャオは24日にマカオで行われるWBOウェルター級タイトルマッチ、ブランドン・リオス(Brandon Rios、米国)戦を控えており、トレーナーのフレディ・ローチ(Freddie Roach)氏はパッキャオが5~6ラウンドの末KO勝ちするだろうと予想している。
しかしもし計画通りにいかず、パッキャオが3連敗を喫する結果となったら、ローチ氏はちゅうちょすることなくパッキャオに引退を命じると話す。
元ボクサーで現在パーキンソン病を患っているローチ氏が話すところによると、ローチ氏が引退を促した時には、パッキャオはそれに従うと約束しているという。
「パッキャオが試合で衰えを見せたら、私から彼に言う」とローチ氏は、パッキャオがトレーニングを行っているフィリピンのジェネラルサントス(General Santos)から、電話で各メディアに語った。
「引退して、フルタイムで政治かなんかに関わるよう話すよ」
もうすぐ35歳になるパッキャオは、かつて8つの階級で世界タイトルを獲得し、同世代の中では最強のパウンド・フォー・パウンドと呼ばれていた。しかし昨年12月に米ラスベガス(Las Vegas)で行われた試合でファン・マヌエル・マルケス(Juan Manuel Marquez、メキシコ)に6回KO負けを喫してからは、1年近くもリングから遠ざかっていた。
パッキャオはその6か月前の2012年6月にティモシー・ブラッドリー(Timothy Bradley、米国)に判定の末敗れ、7年ぶりの黒星を喫した。