西岸地区の入植計画、発表当日に事実上撤回 イスラエル首相
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【11月13日 AFP】イスラエルの住宅省は12日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸(West Bank)に新たな入植住宅2万戸を建設する計画を発表したが、米国とパレスチナ自治政府の批判を受け、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は同日夜、この方針を事実上撤回した。
イスラエル首相府の声明によると、この計画は事前の調整なしに発表されたもので、ネタニヤフ首相はウリ・アリエル(Uri Ariel)住宅相に、「法的には無意味な計画」であり、「イランとの交渉でより良い条件を引き出すよう国際社会の関係者らを説得している今、国際社会との間に不要な対立を招く」と述べ、計画を全て再検討するよう求めた。アリエル住宅相はネタニヤフ首相の「要請」に「同意」したという。
パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は、「(住宅建設が)実行されれば和平交渉の終了を宣言することになる」と警告し、米政府も計画に「深い懸念」を表明していた。(c)AFP