【11月8日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は7日、米NBCニュース(NBC News)とのインタビューで、自身が推し進めている医療保険改革をめぐり、一部市民に加入済みの保険を解約させられる事例が出ていることを謝罪した。

 通称「オバマケア(Obamacare)」と呼ばれる医療保険改革の施行に先立ち、オバマ大統領は、希望するならば加入中の保険契約は維持できると繰り返し説明していた。しかしここ数週間で契約者数千人が契約している保険会社から解約を迫られるケースが生じていた。

 米国政府は、オバマケアが求める厳格な基準を満たしていない一部既存の保険で解約が発生したと説明し、保険が失効しても新制度のもとでより好条件の保険プランを購入できると弁明した。

 インタビューでオバマ大統領は、不都合を被った市民に「出来る限りのことをする」と約束した。

 オバマケアをめぐっては、医療保険加入のためのウェブサイトが10月1日の運用開始当初から不具合が発生しており、大きな混乱を招いている。(c)AFP/Stephen COLLINSON