【11月8日 AFP】乳がんによる乳房切除術を受ける直前に、米歌手ビヨンセ(Beyonce)さんのヒット曲「ゲット・ミー・ボディード」に合わせて、医療スタッフと手術室内で踊る米国人女性の動画がインターネット上で話題になっている──。

 動画の中で踊っている女性は、自らも婦人科医のデボラ・コーハン(Deborah Cohan)さん。カラフルな手術用の帽子をかぶり、麻酔科医や助手たちと一緒に手術衣姿で踊る約6分間の動画は、インターネット上で7日までに140万回以上再生された。コーハンさんはこの動画が撮影された直後に左右両方の乳房切除術を受けている。

 コーハンさんは自身のブログで、同じ曲で踊る姿を撮影した動画や画像の投稿するよう読者らに呼び掛けたところ、「すごく元気をもらった」「なんて勇気ある女性なんだ。踊り続けてほしい!」など、励ましのメッセージが多数届いた。もちろん「ゲット・ミー・ボディード」に合わせて踊る人々の動画も多く寄せられた。

 コーハンさんの術後の容体は順調だ。地元カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)のテレビ局KTVUに対し、コーハンさんは「手術がうまくいくかどうかよりも、ダンスのフラッシュモブがどうなるかの方が心配だった。気分も良い」と語った。(c)AFP