【11月8日 AFP】泥酔状態でコカインを摂取したことを認めたばかりのトロント(Toronto)のロブ・フォード(Rob Ford)市長(44)に新たな問題が持ち上がった。カナダ最大紙トロント・スター(Toronto Star)は7日、酒に酔ったフォード氏が下品な言葉でののしる様子を映した動画を公開した。

 どこかのリビングルームでひそかに撮影されたとみられる1分17秒のこの動画の中で、フォード氏はおぼつかない足取りで、怒鳴ったりパンチをする真似をしたりしている。「あいつの喉をかき切ってやる。目をくりぬいてやる。あいつが死んだのを確かめてやるぞ」、「あいつを殺してやる。いいか、これは第1級殺人だ」

 動画を見たフォード氏は事務所の前で報道陣の取材に応じ、動画が撮影された当時は「とんでもなく酔っていた」と語った。同氏はまた、「非常に当惑している。なんと言っていいかわからない」と述べる一方、「世界中がこれを見るだろう。しかし、私は一向に構わない」と付け足した。(c)AFP