イラン核開発協議、なんらかの合意に達する可能性も
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【11月8日 AFP】スイス・ジュネーブ(Geneva)で7日午前、イランと国連安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国(米英中仏露)にドイツを加えた6か国(P5+1)によるイランの核開発をめぐる協議が、2日間の日程で始まった。
穏健派とされるハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)イラン大統領の就任を機に、前回の協議から1か月足らずで開催される今回の協議で、長年こう着状態にあったこの問題がいよいよ決着を迎えるのではないかという声が関係者の間で広がっている。
ある米高官は協議開始前日の6日、報道陣に対し、イランが核開発計画の推進を凍結すれば、米国は対イラン制裁を一部緩和する用意があると語った。イランのモハマド・ジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相は7日の協議終了後、米CNNに対し、「イランがウラン濃縮を完全に停止することはないが、われわれは協議されているさまざまな問題で折り合いをつけることができる」と述べ、8日までになんらかの合意に達する可能性もあるという見方を示した。(c)AFP/Michael MAINVILLE, Jonathan FOWLER