【11月7日 AFP】米カリフォルニア(California)州のサンフランシスコ湾(San Francisco Bay)に浮かぶ巨大な「はしけ」について、米インターネット検索大手グーグル(Google)はこのほど、技術について学ぶための「対話型スペース」だと明らかにした。この建造物の正体については、2週間ほど前からさまざまな臆測が飛び交っていた。

 グーグルの広報担当者は、はしけに関するとっぴな臆測を否定した。IT関連ニュースサイトCNETが先月、「秘密のプロジェクト」と報じ、「海に浮かぶデータセンター」や4階建ての「パーティー専用の建物」などとのうわさが広まっていた。

 グーグルはAFPに電子メールで送付した声明で、「水上に浮かぶデータセンター、パーティーボート、生存する最後の恐竜の展示場?──残念ながら、そのいずれでもありません。初期段階のため変更の可能性もありますが、新たなテクノロジーについて学ぶことができる双方向型のスペースとしてこのはしけを利用したいと考えています」と回答した。

 はしけはサンフランシスコ湾の、サンフランシスコ(San Francisco)とオークランド(Oakland)に挟まれた位置に造られた人工島、トレジャー島(Treasure Island)近くに建設されている。

 CNETによると、このはしけは全長76メートル、幅22メートル、深さ4.8メートルの大きさ。(c)AFP