金正恩氏の叔母、98年に米国に亡命していた 韓国紙
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【11月5日 AFP】韓国の中央日報(JoongAng Ilbo)は5日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記の叔母が、同書記がスイスの寄宿学校に留学していた1990年代に米国に亡命していたと報じた。
高英淑(コ・ヨンスク、Ko Yong-Suk)氏(56)は正恩氏の実母で、2004年に乳がんで死亡したとされている高英姫(コ・ヨンヒ、Ko Yong-Hui)氏の妹で、1996年から正恩氏がスイスに留学した際、同氏の世話役を務めていた。
英淑氏は1998年に事実上、行方不明となっていたが、中央日報は韓国情報機関の元職員と正恩氏の留学時にスイスに駐在していた韓国外交関係者の話として、実際は在スイス米大使館を通じて政治亡命が認められ、米国に渡ったと伝えた。
英淑氏と夫は米当局によって隠密に独フランクフルト(Frankfurt)の米軍基地に移送された後、航空機で米国に渡った。2人は身元を隠すため整形手術をうけ、現在も米当局の保護下で暮らしているという。(c)AFP