仏ジャーナリスト2人、遺体で見つかる マリ北東部
このニュースをシェア
【11月3日 AFP】マリ北東部で2日、トゥアレグ(Tuareg)人反政府勢力「アザワド解放民族運動(National Movement for the Liberation of Azawad、MNLA)」の報道担当者を訪問したフランスのラジオ局RFIのジャーナリスト、ギスレーヌ・デュポン(Ghislaine Dupont)さんとクロード・ベルロン(Claude Verlon)さんが誘拐され、2人は遺体で見つかった。仏政府および治安関係者が発表した。
RFIによると、2日午後1時(日本時間同日午後10時)に予定されていたインタビューを待っていたMNLAの報道担当者は、自宅の外から奇妙な物音が聞こえたため、玄関ドアを半分開けて様子を見たところ、ターバンを巻いた数人の男がジャーナリスト2人をベージュの四輪駆動車に押し込んでいた。男らはトゥアレグ人の言語であるタマシェク語(Tamashek)で報道担当者に家に戻るよう命じ、ジャーナリストの運転手を地面に伏せさせた。MNLAの報道 担当者はデュポンさんとベルロンさんが抗議する声を聞いたという。
仏大統領府は声明で、フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は「卑劣な行為に対する大統領の遺憾の意」を表明し、「マリ当局および国連(UN)と連携して」事件の状況を把握するため3日に閣僚会議を開くと発表した。またオランド大統領とマリのイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領が電話で会談し、「マリ北部を拠点とするテロリスト集団への攻撃の手を緩めないこと」を確認したことも明らかにした。(c)AFP/Frankie TAGGART