デルポトロ、ローマ法王に祝福されたロザリオを盗まれる
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【11月3日 AFP】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王に祝福され大切にしていたロザリオをフランス・パリ(Paris)の駅で盗まれたことを明かした。
デルポトロはパリの北駅(Gare du Nord)でチェックインする途中、立ち止まってファンにサインをした。その際バッグを床に置いたところ、泥棒がパスポートと現金が入ったそのバッグを持ち去った。
「電車に乗るためにチェックインしているときにサインを求められたんだ。振り向いてサインをしたほんの20秒の間に(バッグが)盗まれてしまった」とデルポトロは担当記者に語った。
「どこにでも持ち歩く」というロザリオは、今年5月に行われたイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)に出場した際に、デルポトロがフランシスコ法王から祝福を受けたものだった。
世界ランク5位のデルポトロは、11月4日に開幕する今シーズン最後の大会であるATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2013)に出場するため、英ロンドン(London)に向かう途中だった。
デルポトロは1日に行われたパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2013)シングルス準々決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れた。
デルポトロはその後、自身のフェイスブック(Facebook)のページにロンドンで行われるトーナメントの夕食会に向かうと記し、自分と友人との写真を投稿した。
デルポトロは「ロンドンで大会前夜祭のディナーに僕の偉大な小さな友達と一緒に出席する用意ができたよ。たくさんのメッセージをありがとう。特に今日は」とコメントした。
フェデラーはデルポトロに同情を寄せ、同じような手口で被害に遭いかけたことを明かした。
「一度、荷物受取所でバッグを持ち去ろうとしていた男を見たことがあったかな。その男はそのバッグを自分のものと思ったらしい。僕らは彼にやめるように言って、彼もやめた。それ以降は出くわしたこともないね」
(c)AFP