【11月2日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督は、リオネル・メッシ(Lionel Messi)のリーグ戦4試合連続無得点は偶然の結果に過ぎないと述べた。

 1日に行われたリーグ戦第12節のRCDエスパニョール(RCD Espanyol)戦でバルセロナは1-0で勝利したものの、メッシはネットを揺らすことはできなかった。メッシがリーグ戦で4試合連続無得点に終わったのは2011年4月以来。

 本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われたエスパニョールとのダービーでバルセロナは苦戦を強いられ、メッシは攻撃の中心を担うことはなかった。

 マルティーノ監督は試合後、「彼に対する考えに変わりはない」とコメントした。

「一試合ごとに個々の選手の分析をするのは難しい。しかし、レオは有り余る才能を持った最も重要な選手であり続けている」

「彼のプレースタイルは今でもわれわれに大きな影響を与える。もしもチームが勝ち続けることができれば、最高の選手を揃えたわがチームの中でも最高の選手を間もなく目にすることだろう」

 エスパニョールに勝利したことで、暫定的に2位のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に勝ち点4差、3位のレアル・マドリード(Real Madrid)に同9差をつけてバルセロナは首位に立っているが、試合後のメッシは絶望したかのように見えた。

 しかし、マルティーノ監督は、リーグ戦では無得点の試合が続いているメッシが、10月22日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)グループリーグ第3節、敵地でのACミラン(AC Milan)戦では1-1の引き分けに持ち込む貴重な同点ゴールを決めているのを引き合いに出し、4年連続世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」を受賞している同選手には何の問題もないと語った。

「彼が悩んでいるとは思えない。今の結果はたまたまだ。(メッシが昨シーズン記録したように)シーズンの半分で毎試合ゴールを決めるのも稀なことだが、彼が3、4試合無得点であることも稀なんだ」

「私にとっては3試合だ。彼はミランの試合で得点しているからね。今日の試合でも彼は良いパス出しをしてくれて、ヘディングや、わずかに外れたがFKのチャンスもあった」

「もちろん私は彼がいつものようにプレーしてくれて毎試合2、3点取ってくれればうれしいが、バーを高く設定しすぎてそれを越えられないと問題があるように見えてしまう。私にとっては、私が彼を見ている限りは、全く問題はない」

(c)AFP