【11月1日 AFP】宇宙の闇に向かって魔女が叫び声を上げている――。そんな不思議な形の星雲の画像を、米航空宇宙局(NASA)がハロウィーンの10月31日に公開した。

 この画像は、NASAの広域赤外線探査衛星「WISEWide-field Infrared Survey Explorer)」が新たに捉えたもの。邪悪な魔女の横顔のように見えることから「魔女の横顔星雲(Witch Head Nebula)」と名付けられたこの星雲は、地球から数百光年離れたオリオン(Orion)座のいわゆる「オリオンの膝」のすぐ近くに輝いている。

 天文学者によると、大きくうねる雲は巨大な星々の光に照らされており、そこでは新しい星たちが次々と生まれている。星の光に照らされた星雲の中のちりが放つ赤外線を、WISEの赤外線宇宙望遠鏡がほのかな光として捉えている。(c)AFP