米情報活動「行き過ぎあった」、ケリー国務長官が初めて認める
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【11月1日 AFP】ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官は10月31日、米国の情報収集活動について「幾つかの事例では行き過ぎていた」と認めた。米情報機関が各国首脳や一般市民の通信を傍受していたとされる疑惑をめぐって、米政府高官が「行き過ぎ」を認めたのは初めて。
英ロンドン(London)で開かれた会議に映像を介して参加したケリー国務長官は「無実の人々がこの(情報活動の)過程で被害を受けたことはないと保証する。だが、情報を収集する努力の過程で、幾つかの事例では確かに不適切に行き過ぎた行為があった」と述べた。
ケリー国務長官は、米情報機関が対応の必要な脅威を特定する上で「無作為に」情報を収集していたと認め、「そうした行為が時に行き過ぎていたことを、私も(オバマ)大統領も認める。その上で、将来的には二度と起きないよう対策を取る」と述べ、米情報活動によって傷つく人がないよう活動の見直しを行っていることを明らかにした。(c)AFP/Nicolas REVISE