【11月1日 AFP】米ニューヨーク(New York)市議会は、同市スタテンアイランド(Staten Island)地区に「世界一高い観覧車」を建設する総額3億2000万ドル(約315億円)の計画を正式に承認した。

 この観覧車は高さ192メートルで、1周38分。36台のゴンドラに計1440人が乗れる。上空からはマンハッタン(Manhattan)の摩天楼や「自由の女神(Statue of Liberty)」、ブルックリン(Brooklyn)地区、ニューヨーク港(New York Harbor)が一望できる。

 建設地はスタテンアイランド地区の北東部沿岸で、来年初頭に着工し、開業は2016年を予定。年間400万人の搭乗者数を見込んでいる。

 スタテンアイランドはニューヨーク市5地区の中でも最も開発が遅れている。観覧車の建設は、総工費5億8000万ドル(約570億円)を掛けた地区再開発プロジェクトの一環だ。一帯には店舗やホテル、レストランが入る複合商業施設も2億6000万ドル(約255億円)を投じて建設される予定で、数千人規模の雇用を生み地区の経済活性化につながると期待されている。(c)AFP