【10月30日 Relaxnews】ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)やピザハット(Pizza Hut)を展開する米外食大手のヤム・ブランズ(Yum! Brands)は、2015年までにインドに1000以上の新店舗を開設し、攻勢をかける。ヤム・ブランズはすでに中国市場においても成功し、他社を一歩リードしている。

 同社は今週、インド西海岸のゴア(Goa)州に全世界で4万店目となるレストランをオープンすると発表。成長著しいインドにおける出店計画を明らかにした。

 中間層が急速に拡大しており、12億の人口の65%が35歳以下という潜在性が非常に高いインド市場で、ヤム・ブランズは消費者の年齢層がまだ若いうちから、同社のブランドを浸透させ、顧客を囲い込みたい考えだ。

 同社は今後2年間で、ケンタッキー、ピザハット、タコベル(Taco Bell)の新店舗を、インド国内の100都市に1000店舗以上出店し、総売り上げ10億ドル(約980億円)を目指している。

「牛は神聖な動物」とされるヒンズー教徒の多いインドでは、ケンタッキーやピザハットのようなブランドの成長潜在力は高い。インドは世界6番目の鳥肉消費市場でもある。(c)Relaxnews/AFPBB News