無人機攻撃でアルシャバーブ幹部死亡、ソマリア政府発表
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【10月29日 AFP】ソマリア政府は29日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と関係のあるイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)の幹部1人が、同国南部での無人機攻撃で殺害されたことを明らかにした。同組織によるこれまでの自爆攻撃を指示していた人物だとされる。
アブディカリム・フセイン・ゲルド(Abdikarin Hussein Guled)内務・国家治安相は、28日の無人機攻撃で死亡したのがアンタ・アンタ(Anta-Anta)の別名で知られるアルシャバーブ幹部、イブラヒム・アリ・アブディ(Ibrahim Ali Abdi)容疑者であると政府のラジオ放送で述べた。また、死亡する直前までソマリア政府が同容疑者を追跡していたことも明らかにしている。
ゲルド内相は攻撃の詳細には触れなかったが、前日には、匿名の米政府高官がアルシャバーブを標的とした無人機攻撃を米軍が実施したことを明らかにしていた。
アブディ容疑者について国際社会の支援を受けるソマリア政府関係者らは、政府が統治する地域内での自爆攻撃で用いられる爆弾の仕込まれたベストや自動車爆弾を用意していたと説明している。
28日の無人機攻撃について、アルシャバーブ側から声明は出ていない。(c)AFP