【10月29日 AFP】13MLBは28日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第5戦が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が3-1でセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)を下し、対戦成績を3勝2敗とした。

 デビッド・ロス(David Ross)が二塁打を放った他、エースのジョン・レスター(Jon Lester)が好投を見せて勝利に貢献し、レッドソックスはシリーズ制覇に王手をかけた。

 カージナルスはアダム・ウェインライト(Adam Wainwright)が登板し、エース対決となったが、レスターがその投手戦を制した。

 レスターは約4万7000人の観客が集まった敵地ブッシュ・スタジアム(Busch Stadium)で7回3分の2を投げ、カージナルス打線を4安打1得点に抑えた。

 続いて登板した上原浩治(Koji Uehara)は最終回でカージナルスのマット・ホリディ(Matt Holliday)をフライに仕留め、試合を締めくくった。

 一方、打撃では再びデビッド・オーティス(David Ortiz)が活躍し、4打数3安打を記録。このワールドシリーズでの打撃成績を15打数11安打としている。

 1回にダスティン・ペドロイア(Dustin Pedroia)とオーティスが連続してそれぞれ二塁打を打ち、このバッティングでオーティスは1打点をマークした。

 また、1-1と並んでいた7回にロスが左翼に放った二塁打でクサンダー・ボーハルツ(Xander Bogaerts)が生還し、レッドソックスが均衡を破った。同じく7回にはジャコビー・エルスバリー(Jacoby Ellsbury)が中堅へ一塁打を打ち、得点を追加した。

 第1戦では5回で6安打を許し、5失点を喫するという期待はずれのピッチングを見せたウェインライトだが、この試合では7回を投げ、8安打を許して3失点した一方で、10奪三振を記録した。

 今シリーズを通じて、オーティスがレッドソックスの打撃に大きく貢献してきたものの、カージナルスの投手陣はオーリッツとの真っ向勝負を選び、専門家に首をかしがさせた。同じ戦略でカージナルスはここ2試合を落としており、レッドソックスにシリーズ制覇まであと1勝と迫られている。

 オーティスはワールドシリーズでの通算成績を41打数19安打としている。

 第6戦は30日、レッドソックスの本拠地に戻って行われる。レッドソックスは2007年以来の、カージナルスはここ3年間で2度目のワールドシリーズ制覇を目指している。(c)AFP