【10月29日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)国際問題大学院の米韓研究所は29日、北朝鮮の西海(Sohae)にあるミサイル発射場で大規模な工事が進められていることを研究所のウェブサイト「38ノース(38 North)」で発表した。

 米韓研究所は、今月初めに撮影された衛星画像を分析した結果、大型ミサイルもしくは移動式ミサイルを発射できる新たな施設の建設工事である可能性があると指摘した。

 敷地内では、昨年12月に打ち上げられた人工衛星搭載ロケット「銀河(Unha)3号」の打ち上げ施設の工事も進められている。米韓研究所は「より大きなロケットにも対応するため」と推測している。昨年12月の打ち上げについては、「衛星打ち上げ」と称したミサイル発射実験であり、国連安保理決議に違反するとして国際社会から批判された。

 米韓研究所は前週、北朝鮮が核実験場で坑道の入り口用トンネル2本を掘削していることを衛星画像で確認したと発表し、北朝鮮がさらなる核実験を計画している可能性を指摘していた。(c)AFP