プーチン大統領が約束、ソチ五輪は「ゲイも安心できる大会」
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【10月29日 AFP】ロシアの ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は28日、2014年ソチ冬季五輪を訪れるゲイやレズビアンの選手、及び観客が同国の「同性愛プロパガンダ」禁止法を心配することなく、安心して滞在できるようにすると約束した。
プーチン大統領はテレビでロシアを訪問していた国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)トーマス・バッハ(Thomas Bach)会長に対し、「彼らの人種や性的指向が何であろうと、アスリートやファン、観客たちが快適に五輪で過ごせるよう、できる限りを尽くす」と話した。
ロシア政府は6月、未成年者に対して同性愛に関する情報を広める行為を禁止する法律を成立した。これがきっかけでロシアは国際人権団体などから抗議を受け、ソ連崩壊後、初めてロシアが開催するこの五輪大会のボイコットを呼びかける声も上がった。
この騒動は、プーチン大統領の権力を連想させ、メディアに「プーチン大会」とも揶揄されている同五輪に暗い影を投げかけた。
ロシアの様々な企業や政府は、すでに500億ドル(約4兆8700億円)もの資金を投じ、黒海(Black Sea)に面した夏の避暑地であるソチを国際的なウィンタースポーツの開催地に変えようとしている。
プーチン大統領は同日、「五輪の会場施設の準備に関しては、目標に達することができた」と発表した。(c)AFP