【10月28日 AFP】イラクでは27日、首都バグダッド(Baghdad)周辺のイスラム教シーア(Shiite)派地区を主な標的とした10件の爆弾攻撃により、少なくとも41人が死亡した。同日には、北部モスル(Mosul)など国内各地でも爆弾攻撃や銃撃が相次ぎ、20人が死亡している。当局が発表した。

 治安当局および医療関係者によると、バグダッド市内と同市近郊では9か所で爆弾攻撃が発生し、110人以上が負傷。大きな被害を出した近郊シャアブ(Shaab)地区の繁華街で起きた攻撃では、自動車2台に仕掛けられた爆弾が爆発し少なくとも8人が死亡、18人が負傷した。

 最近のイラクでは、こうした攻撃が急増しており、10月に入ってからの死者は650人、今年の死者数は5350人を超えている。(c)AFP/Al-Nasir Bellah