【10月26日 AFP】米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、26日午前2時10分ごろ、宮城県石巻市の南東約327キロ沖を震源とするマグニチュード(M)7.1の地震が発生した。震源の深さは10キロ。現在のところ、深刻な被害や負傷者、死者の報告はない。

 日本の気象庁は今回の地震について、2011年3月に東日本大震災をもたらした巨大地震の余震との見解を示した。気象庁は津波注意報を発令したが、すでに解除した。ただ気象庁は記者会見で、半日程度は海面に小規模の変化が起こる可能性があるため、仕事などで海に近づく場合は、特に注意し、警戒してほしいと呼び掛けた。

NHKによると、東京電力(TEPCO)は、福島第1原子力発電所で26日の地震による新たな問題は発生していないと説明している。

 今回の地震では、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市で30センチの津波が記録されたほか、岩手県大船渡市でも同日午前3時すぎ、20センチの津波が観測された。(c)AFP/Miwa SUZUKI