【10月26日 AFP】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)と米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)は25日、両社が提携して米空軍の550億ドル(約5兆3600億円)の新型爆撃機計画に入札することを明らかにした。

 共同声明で両社は、ボーイングが主契約者となり、ロッキードは主チームメートとして、米空軍の「長距離攻撃爆撃機」計画の入札に参加すると発表した。

 米空軍のエド・ギュリック(Ed Gulick)報道官によると、この計画は老朽化した爆撃機に代わる新型長距離ステルス爆撃機80機から100機の製造を目指すもので、非常に優先順位が高い。

 同報道官によると1機当たりのコストは推定5億5000万ドル(約536億円)。100機すべてを製造した場合の総額は550億ドルになる。完成した機体の引き渡しは「老朽化した現有の爆撃機が退役する前」の2020年代半ばに開始される予定だという。(c)AFP