【10月26日 AFP】(記事追加)13-14フィギュアスケートグランプリGPシリーズ第2戦、スケート・カナダ(2013 Skate Canada International)は25日、カナダ・ニューブランズウィック(New Brunswick)州のセントジョン(Saint John)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、織田信成(Nobunari Oda)が80.82点で2位につけた。

 首位には88.10点を記録したカナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)が立ち、羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が80.40点の3位となった。

 この日演技したトップ選手の多くはジャンプでミスを犯し、特に4回転ジャンプの後にバランスを保つことに失敗した。

 世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)3連覇中のカナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)は、4回転ジャンプを3回転に変更した。また、織田と羽生は4回転に挑戦したが、織田は着地に失敗。羽生のジャンプも乱れたが、奇跡的に踏みとどまった。

 ミスがあったにも関わらず、チャン、織田、羽生のその他の演技は力強く、この3選手は上位につけるのに十分な得点を獲得した。

 織田と羽生は、26日に行われるフリースケーティング(FS)ではもっと良い演技ができると確信している。

 織田は昨季、国別対抗戦(World Team Trophy Figure Skating Championship 2013)の代表メンバーから漏れ、突然シーズンの幕を閉ざされてしまったが、今季は9月にドイツで行われた第45回ネーベルホルン杯(The 45th Nebelhorn trophy figure skating competition)で優勝を飾り、力強いスタートを切った。

「ドイツの大会に比べそれほど神経質になってはいなかったが、4回転ジャンプの前に十分に加速することができなかったため、最初のジャンプをミスしてしまった」と織田は語った。

 一方、今年の世界選手権で4位に入った羽生は、「不完全な4回転ジャンプの後、演技をまとめることができて誇りに思う。明日はもっと良い演技をしたい」と述べた。(c)AFP