【10月20日 AFP】13MLBは19日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第6戦が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が5-2でデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)を下し、ワールドシリーズに進出を決めた。

 7回裏にシェーン・ビクトリーノ(Shane Victorino)が逆転満塁本塁打を放ち逆転したレッドソックスは、9回に上原浩治(Koji Uehara)が登板すると通算6イニング連続無失点の好投を見せてセーブを挙げ、リーグ制覇を遂げた。

 上原はプレーオフ通算5度目、今シリーズ3度目のセーブを記録し、今シリーズのMVP(最優秀選手賞)に選出されている。

 上原は「正直吐きそうでした。ワールドシリーズ進出に興奮してます。貢献できてうれしい」とコメントした。

 レッドソックスは、2004年以降では3度目となる進出を決めたワールドシリーズで、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)と対戦する。開幕戦は、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)で23日に行われる。

 レッドソックスは、タイガース先発のマックス・シャーザー(Max Scherzer)を前に1点を追いかけて7回を迎えた。

 ジョニー・ゴメス(Jonny Gomes)が左翼の巨大なフェンスのグリーン・モンスター最上部に当たる二塁打で出塁し、クサンダー・ ボーハルツ(Xander Bogaerts)が四球を選んだところでシャーザーはブルペン陣に後を託したが、これがタイガースが勝利を手放すきっかけとなった。

 後を継いだドリュー・スマイリー(Drew Smyly)だったが、ジャコビー・エルスバリー(Jacoby Ellsbury)の併殺の可能性もあったゴロの当たりをホセ・イグレシアス(Jose Iglesias)がエラーして満塁となり、タイガースのジム・リーランド(Jim Leyland)監督はホセ・ベラス(Jose Veras)を投入。しかし、ビクトリーノがポストシーズンでは自身2度目となるグランドスラムをスタンドにたたき込んだ。(c)AFP