【10月17日 AFP】スイスのジュネーブ(Geneva)でイランの核開発問題について協議した国連安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国にドイツを加えた6か国(P5+1)とイランは16日、11月に再協議することで合意した。

 欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表は記者団を前に、イランのモハマド・ジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相との間で合意された共同声明文書を手に、「次回協議を11月の7日と8日にジュネーブで開催することが決まった」と読み上げた。

 イランは核施設への抜き打ち査察を容認した。米政府はかつてない高いレベルの「真剣さと内容」が示されたとして15日から2日間行われた今回の協議を歓迎し、イランは「国際社会とわれわれの新しい段階の関係」に向けた期待感を示した。

 ドイツも今回の協議に肯定的で外交的解決への期待が高まったと述べたが、ロシアは「拍手喝采が湧き上がる理由はない」と述べて慎重な姿勢を示した。(c)AFP/Jonathan FOWLER, Mohammad DAVARI