【10月17日 AFPBB News】森永邦彦（Kunihiko Morinaga）がデザイナーを務める「アンリアレイジ（ANREALAGE）」が14年春夏「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京（Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO）」で新作を発表した。

 今シーズン、アンリアレイジが着目したのは“サイズ”。すべてのアイテムにダイヤルが着いていて、その日の気分によって肩幅やウエストなどのサイズはもちろんのこと、ボリュームやデザインも変えられる。ボタンと同じような感覚でダイヤルを回せば、その日の気分によって1着の服が何通りもの表情を持つことになる。

 「人の体型を既存のSMLというサイズに当てはめてしまうのは理想論であり乱暴な気がした。どんな体型、身長であっても、着る人に寄り添った服が作りたかった。また、サイズ感が違えば買う服も変わってくる。その微妙な感覚をサイズという壁によって超えられるのであれば、そこに挑戦したいと思った。一つのTシャツがドレープのワンピースになったり、ギャザーのTシャツになったり、アイテムが変化していくことで服自体の可能性を広げたかった」と森永。【岩田奈那】(c)AFPBB News