アフリカ指導者対象の「イブラヒム賞」、今年も受賞者なし
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【10月15日 AFP】アフリカの優れた指導者を対象に、個人に与えられる賞では世界最多の賞金を授与する「イブラヒム・アフリカ指導者業績賞(Ibrahim Prize for Achievement in African Leadership)」(モ・イブラヒム賞)が、今年は過去5年間で4度目の「適格者無し」となったことが14日、発表された。
モ・イブラヒム財団(Mo Ibrahim Foundation)は、ロンドン(London)で開いた記者会見で、「慎重に検討した結果」、2013年度の受賞者はいないという結論に達したと発表した。
通信業界で富をなしたスーダン生まれのモ・イブラヒム(Mo Ibrahim)氏が2007年に創設したこの賞は、賞金として500万ドル(約4億9000万円)が10年間に分割して支払われる他、それ以降は年間20万ドル(約2000万円)が一生涯支払われる。また、受賞者が支援する活動に対して、さらに年間20万ドルが10年間支払われる。
受賞の対象になるのは、民主的な選挙で選出され、卓越した指導力を発揮した任期満了後3年以内のアフリカ人指導者。創設以来これまでに受賞したのは3人だけで、その他に南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領とデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)元大主教が特別賞を受賞している。(c)AFP