【10月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)前監督のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏に敬意を表し、クラブの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)近くにある道路に同氏の名前が冠された。

 かつてウオーターズ・リーチ(Waters Reach)と呼ばれた道は、サー・アレックス・ファーガソン・ウェー(Sir Alex Ferguson Way)に名前を変えた。

 スコットランド人監督が指揮した約26年間で、マンチェスター・ユナイテッドは、2012-13シーズンを含め、13度のプレミアリーグ制覇を遂げ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を2度制覇するなど、多くのトロフィーを獲得。英国のサッカー界で最も成功を収めた指揮官は、昨季終了をもって引退した。

 新しい道路標識のお披露目を行った14日、71歳のファーガソン氏は「この素晴らしいクラブにやってきたこと、その過程、この26年間を要約したようなものだと」と語った。

「私にとっては信じられないような旅路だったが、この道路標識をお披露目することで、今日、それに終止符が打たれる。本当に満足しているし、このクラブに関わった全員を誇りに思う」

「26年前に招へいしてくれたことをマンチェスター・ユナイテッドに感謝したい。私の人生にとって素晴らしい高揚とチャレンジだった。そして、今にたどり着いている」

「本当に、本当に素晴らしいサッカークラブだ。サポーターの皆さんも楽しんだでしょう。多くの若いファンの中には、苦しい日々があったことを知らない人もいるだろうと思う。そういった日々に取り組むことが、私たちが得意としているところ。このクラブは常に進んでいく」

「トラフォードの一部に自分の名前がつけられるというのは、とてもかしこまってしまうね」

(c)AFP