【10月15日 AFP】フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領を支持する人の割合が、4人に1人未満に低下し、過去最低を記録したことが分かった。

 統計調査会社イプソス(Ipsos)が仏誌ルポワン(Le Point)向けに今月行った調査によると、オランド氏の支持率はわずか24%で、同社が1996年に仏大統領支持率の月例調査を開始して以来、最低となった。

 オランド政権ではこのところ、少数民族ロマ人への対応をめぐる政権内部での意見分裂や、誤った失業率の発表といった失態の露呈が相次いでいた。

 一方、ロマ人を「国境の外へ戻すべき」と発言して各メディアをにぎわせたマニュエル・バルス(Manuel Valls)内相は、仏政治家の中で最高の56%の支持率を獲得した。右寄りで一貫する有権者らを見据えた立場を取っていることが、人気上昇の大きな要因になっているとみられ、バルス氏を将来の大統領候補とする呼び声も徐々に高まっている。(c)AFP