【10月14日 AFPBB News】江角泰俊（Yasutoshi Ezumi）がデザイナーを務める「ヤストシエズミ (Yasutoshi Ezumi）」が14年春夏「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京（Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO）」で新作を発表した。

 「Architectonic’」をテーマに、女性的な曲線とフォルムを服に落とし込んだ今シーズンのコレクションについて江角は、「最も影響を受けたのは、ル・コルビュジェの“ロンシャンの礼拝堂”。直線的なモダニズム建築と、逆説的な捉え方としての、有機的なラインをタックや生地の切り替えで表現した。モノトーンを中心に、イエロー、グリーン、マゼンダ、ブルーの4色を差し色として取り入れたことで、新鮮さを打ち出したかった」と語る。

 また今回初の試みとして、デザイン工程で女性MDと組みコレクションを完成させた。「レディースウェアを展開するうえで、女性の意見を取り入れたかった。より多くのひとに着てもらえるように、モダンで着やすく、デザインされた服を意識した」と江角。今までの服作りからさらに一歩前に進んだコレクションに仕上げた。【岩田奈那】(c)AFPBB News