【10月13日 AFP】ドイツ中部のヘッセン(Hesse)州で新婚旅行中の夫が高速道路沿いのガソリンスタンドに妻(33)を置き去りにしたまま2時間も走行し続けるという出来事があった。

 夫は高速道路を走行中に給油のためガソリンスタンドに停車した。しかし、妻がトイレに行ったことを知らずに発車。200キロ近く走行したところでようやく妻が乗っていないことに気付いた。

 妻はその時を振り返って民放ラジオ局に「最初、『彼って馬鹿じゃない?』って思った。私はお金も携帯電話も持っていなかったの」と語った。

 妻によると、夫は後部座席で妻が寝ていると勘違いし、音楽を聴きながら運転を続けていたが、子供たちが騒いでいるので何かおかしいと感じていたという。ようやく妻がいないことに気付いた夫は警察に行った。妻も警察に連絡していた。

 警察によると首都ベルリン(Berlin)を取り囲むブランデンブルク(Brandenburg)州からやって来ていた夫婦は5時間後にガソリンスタンドで再会したという。妻はラジオ局の取材に「夫に腹を立ててはいないわ。わざとじゃないもの」と語った。(c)AFP