ニューヨークで殺害の女児、遺体発見から22年目に身元判明
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【10月11日 AFP】20年以上も前に米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)で殺害された幼女の身元がようやく判明した。
3~5歳とみられる痩せ衰えた女児の遺体が、クーラーボックスに詰め込まれた状態で発見されたのは、1991年7月のことだった。遺体には性的虐待を受けた痕跡があり、その残虐性に加えて、遺体発見の報道後も女児の身内が誰も名乗り出てこず、事件はニューヨーク市民に大きな衝撃を与えた。
遺体の女児は事件を担当した捜査員らに「ベビー・ホープ」と名付けられ、身元が判明しないまま同じ捜査員らによって1993年に埋葬された。
だが、地元メディアは遺体発見から22年目となった10日、市民の情報提供などから警察が女児の姉、さらには母親を特定したと報じた。女児の家族はメキシコ人で、母親は暴力を振るう夫におびえ、娘の死後も名乗り出ることが出来なかったという。
女児の身元が判明したことで、現在はニューヨークかメキシコにいるとみられる女児の父親が、事件の最重要容疑者となっている。
米大衆紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)は司法筋情報として、女児の氏名は「アンジェリカ・ラミレス(Angelica Ramirez)」だと伝えた。(c)AFP