サッカー元ブラジル代表のペレ氏、孫に訴えられる
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【10月11日 AFP】サッカー元ブラジル代表のペレ(Pele)氏が、10代の孫2人から養育費で訴えられたことが明らかになった。ブラジル国内メディアが10日に報じた。
訴えを起こしているのは13歳と15歳の孫で、2006年に死去したペレ氏の娘サンドラ・レジナ(Sandra Regina)さんの息子にあたる。
2人は健康保険料と学費としてそれぞれ6000ドル(約59万円)の支払いを求めており、また金額は不明ながら賠償金も請求している。
報道では2人の弁護士の言葉が引用されており、それによれば2人は祖父から「知識的、倫理的、精神的に見捨てられた」としている。
弁護士は「ペレ氏は常に彼らを拒絶した」とも述べ、2人が2011年以降、祖父に会っていないことを明かした。
最終判決が出るのは11月だが、裁判官はすでにペレ氏に対し、それぞれの孫に760ドル(約7万5000円)を支払うよう命じている。
本名エジソン・アランチス・ドゥ・ナシメント(Edson Arantes do Nascimento)、通称「王様」のペレ氏は、史上最高のサッカー選手と広く認知されており、1958年大会、1962年大会、1970年大会と母国を3度のW杯優勝に導いた。(c)AFP