【10月8日 AFP】国連(UN)の専門機関、国際電気通信連合(International Telecommunication UnionITU)は7日、世界のインターネット利用者数が2013年末までに世界人口の40%に当たる27億人に達するとの予測を明らかにした。

 これは同日公表された情報化社会に関する年次報告書で明らかになったもので、2012年には新たに2億5000万人がインターネットの利用者となった。ただ一方では、44億人が、いまだインターネットにアクセス可能な環境にないとしており、その90%は開発途上国の人々だという。

 また13年末までには、世界の携帯電話契約件数は68億に上るとみられており、世界の総人口とほぼ肩を並べる。

ICT(情報通信技術)開発指数では、韓国が3年連続で1位。スウェーデンが僅差で2位につけ、以下アイスランド、デンマーク、フィンランド、ノルウェーと続く。オランダや2012年の11位から1位順位を上げて10位に入った英国、ルクセンブルクも上位につけている。

 ICT開発指数は、157か国を情報通信技術へのアクセス性、利用度、技術などを指数化し、順位付けを行っている。

 報告書はまた、現在では「いまや移動ブロードバンドは固定ブロードバンドよりも価格が手ごろとなった」と指摘した。(c)AFP