【10月8日 AFP】米プロバスケットボール協会（NBA）のインディアナ・ペイサーズ（Indiana Pacers）とヒューストン・ロケッツ（Houston Rockets）は7日、東南アジアでの史上初となるプレシーズンマッチを控え、フィリピンに到着した。

 10日の試合を控え別々のチャーター機でフィリピン入りした両チームの選手は、滑走路上で試合の主催者と挨拶を交わし、そうそうにバスへ乗り込んだ。

 主催者側によると、高価ながらも試合のチケットの売れ行きは順調だという。7日午後までに売れ残っているのはコートサイド席のみで、価格は首都マニラ（Manila）で一般的な労働者が稼ぐ一日の賃金の80倍に相当する770ドルから1200ドルとなっている。

 多くの注目は、アジア系米国出身選手としてNBAで初めてプレーし、2012年には「リンサニティー（Linsanity、リン旋風）」を巻き起こしたロケッツのジェレミー・リン（Jeremy Lin）に集まっている。

 米国の元植民地であるフィリピンでは長らくバスケットボールが愛されている。町中の至る所に簡易のコートが設けられ、親たちはNBAの人気選手にあやかり、子供にコービー（Kobe）やマイケル・ジョーダン（Michael Jordan）という名前をつけることも多い。(c)AFP