【10月7日 AFP】米首都ワシントン(Washington D.C.)のナショナル・モール(National Mall)国立公園で4日、男性が自分の体に火をつける事件が起きた。男性は搬送先の病院で死亡した。

 男性は4日午後、多くのモニュメントや博物館があるナショナル・モール敷地内で自らの体に火をつけた。通報を受けた警察官が現場に駆けつけ、男性は近くの病院に急送されたが、警察当局が5日にAFPに明らかにしたところによると、全身に重度のやけどを負い、4日午後9時ごろに死亡が確認された。

 男性の遺体はやけどがひどかったため、身元はまだ分かっていない。ガソリンをかぶったとも報じられているが、警察はその真偽についてコメントできないとしている。

 米首都ではこのところ、街中を震撼(しんかん)させる事件が相次いでいる。3日には、34歳の女がホワイトハウス(White House)周辺を自動車で暴走して警察に射殺された。また数週間前の9月16日には、海軍施設で銃乱射事件が発生し12人が殺害されている。(c)AFP