【10月7日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は4日、「アッシジの聖フランシスコ」ゆかりの地であるイタリア中部アッシジ(Assisi)で行ったミサで、夫婦喧嘩で「たとえ皿が飛んでも」怒ったままベッドに入るべきでないと話した。

「思う存分、論争しなさい。皿が飛んでも問題はありません。ただ、仲直りせずにその日を終わらせてはいけません」と述べた法王は、「夫婦が謝ることを学べば安らぎにつながります。これが秘訣です。辛い別れをするのでなく、このように努めることが人生なのです」と続けた。また、別れることになった夫婦について「お互いを許すことができなかったのだ」とした。

 法王はまた、司教たちに向け「誰も理解できないような延々と続く退屈な説教」をすべきでないと述べた。また、自身がアルゼンチンで出会った聖職者は区域に住む「全家族の犬の名前まで把握していた」というエピソードを交えながら、管轄する教区を理解するよう忠告した。(c)AFP