【10月5日 AFP】第44回世界体操競技選手権(44th World Artistic Gymnastics Championships)は4日、女子個人総合の決勝が行われ、米国のシモーン・バイルス(Simone Biles)が初優勝を飾った。

 16歳のバイルスは同じ米国出身で16歳のカイラ・ロス(Kyla Ross)を抑え、シニアデビュー年に栄冠を勝ち取った。

 2010年大会の個人総合で金メダルに輝き、ロンドン五輪の体操競技で最多のメダルを獲得したロシアのアリヤ・ムスタフィナ(Aliya Mustafina)は銅メダルとなった。

 前回女王のジョルディン・ウィーバー(Jordyn Wieber、米国)とガブリエル・ダグラス(Gabrielle Douglas、米国)が不在だった大会で、バイルスとロスの米国勢が優勝争いを演じた。

 予選トップだったバイルスは跳馬と段違い平行棒で結果を残すと、平均台ではロスにわずかながら劣ったものの、床で力強いパフォーマンスを披露した。

 この結果、バイルスは最終スコアを60.216点としてロスの59.332点を上回り、金メダルを獲得した。予選で苦戦した19歳のムスタフィナは合計58.856点とし、表彰台入りを確保している。(c)AFP