【10月4日 AFP】ナイジェリア・ラゴス(Lagos)で3日、乗客乗員20人を乗せたチャーター機が離陸直後にエンジンの不具合で空港内の燃料倉庫近くに墜落し、少なくとも14人が死亡した。当局が発表した。

 運輸省によると事故機はブラジルの航空機メーカー、エンブラエル(Embraer)製で、ナイジェリアのアソシエーテッド航空が運航していた。3日午前9時30分(日本時間午後5時30分)ごろ、同国南西部オンド(Ondo)州アクレ(Akure)に向けて離陸した2分後に墜落したという。

 ナイジェリア航空当局者がAFPに語ったところでは、墜落の原因はエンジンの不具合で、機体は地面にたたきつけられ炎上したという。

 運輸省報道官によれば、同機は今週末に埋葬が予定されていた前オンド州知事の遺体を運んでいたという。同国メディアでは、他にも同機に著名人が搭乗していたとの情報が飛び交っているが、詳細は確認されていない。

 ナイジェリアでは昨年6月にも、首都アブジャ(Abuja)の空港からラゴスに向かっていたダナ航空(Dana Air)機がエンジンの不具合のため墜落し、乗客乗員153人全員が死亡する事故が起きている。この事故では、墜落現場が住宅密集地だったため機体が衝突した3階建てのビルにいた6人も死亡した。(c)AFP/Joel Olatunde Agoi, Cecile DE COMARMOND