【10月3日 AFP】13MLBは2日、ア・リーグのワイルドカードゲームが行われ、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)が4-0でクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)を破り、地区シリーズ進出を決めた。

 デルモン・ヤング(Delmon Young)の本塁打で先制し、1戦必勝のワイルドカードゲームを制したレイズは、今季の対戦では負け越しているボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)との地区シリーズに臨む。

 ア・リーグ地区シリーズのもう1つの山では、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)とデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)が対戦する。

 レイズは3回にヤングが左翼席へのソロ本塁打を放って先制すると、4回にはデズモンド・ジェニングス(Desmond Jennings)が2死から2点適時二塁打を放ち、3-0と点差を広げた。

 これに対して、2007年以来となるプレーオフ進出を果たしたインディアンスは、4回の満塁、5回の一、三塁の場面でいずれも無得点に終わった。

 7回にはインディアンスが再び走者を2人置いたが、レイズは2死から先発のアレックス・コブ(Alex Cobb)をジョエル・ペラルタ(Joel Peralta)にスイッチすると、ペラルタがニック・スウィッシャー(Nick Swisher)を三振に仕留めてピンチを切り抜けた。

 8回には2死一塁で継投したジェイク・マクギー(Jake McGee)が、ライアン・レイバーン(Ryan Raburn)から三振を奪ってこの回のインディアンスの攻撃を終わらせた。

 すると9回の表、レイズはユネル・エスコバー(Yunel Escobar)の右翼への適時打で三塁のベン・ゾブリスト(Ben Zobrist)が生還し、試合を決定づける1点を手にした。

 迎えた9回の裏には抑えのフェルナンド・ロドニー(Fernando Rodney)がマウンドに上がり、インディアンスの攻撃を3人で退けて勝利をつかんだ。

 レイズはレギュラーシーズン91勝71敗の成績でテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)と並んだ後、プレーオフ進出決定戦でレンジャーズを5-2で下して、インディアンスとのこの一戦に進出する権利を得ていた。(c)AFP