iPhoneの新OSで「乗り物酔い」の苦情
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【10月3日 Relaxnews】米アップル(Apple)がこのほど公開したモバイル向け基本ソフト(OS)「iOS7」で、新たに加わった視差効果とズームアニメーションによって吐き気をもよおしたとの苦情が、一部ユーザーから出ている。
iOS7は、ジョナサン・アイブ(Jonathan Ive)氏が初めて手掛けた「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」向けOSだが、誰もがファンになったわけではないようだ。明るい色の「フラットな」アイコン、画面に重なる3D効果、フォルダやアプリの開閉時のズームイン・アウトといった新インターフェースは、テクノロジーやインターフェースデザインの業界関係者からは好評を博しているが、アップルのサポートサイトの掲示板には、使用により気分が悪くなったとの書き込みが寄せられている。
iOS7のダウンロードが可能になった18日に立てられた苦情のスレッドには、「iOS7のズームアニメーションで、吐き気と頭痛がする。車の中で本を読もうとしたときに気分が悪くなるのと同じような感じだ。これをオフにするにはどうしたらいいのか。(iOS)6に戻さなきゃだめなのか」と書かれている。現在は同様の苦情や対処法が12ページにも及んで投稿されている。
アップルに問い合わせたというユーザーによると、同機能を完全にオフにする方法は無いという。さらに悪いことに、一旦、iOS7にアップグレードすると、ダウングレードはできない。アップルはiOS6にダウングレードする機能を削除している。
現在のところ、iOS7にアップグレードしてめまいを感じている人にできるのは、アップルの開発者にメールを出して、次回のアップデート時に「アニメーションをオフ」の機能を付けてくれるようリクエストすることのみだ。(c)Relaxnews/AFPBB News