NTTドコモ「翻訳メガネ」を発表、外国語のメニューも克服
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【10月1日 AFP】メニューを瞬時に他言語に訳す「翻訳メガネ」が30日、アジア最大のIT・エレクトロニクス展「シーテックジャパン(CEATEC JAPAN)2013」で公開された。2020年の東京五輪に訪れる外国人観光客による利用も期待される。
NTTドコモ(NTT DoCoMo)が開発したこの翻訳メガネは、カメラとコンピューターに最新技術を組み合わせた拡張現実(AR)型メガネで、かけると実際に見ている光景とは異なる画像が浮かび上がる。
このメガネが持つ機能の1つは、外国語のテキストの上にメガネをかけた人の第1言語が重なり、表示やメニューを瞬時に理解できるようにすることだ。ドコモの発表によると、文字認識技術が瞬時に言語を翻訳し、外国を旅行しているユーザーがレストランのメニューや書類などを読むことが可能になるという。日本では、観光地以外では外国語のメニューがほとんど置かれていないため、外国人観光客にとって便利なツールになりそうだ。
このメガネが持つもう1つの機能は、専用の指輪をはめることで、さまざまな平らな面をタッチスクリーンに変えるというもの。指輪が翻訳メガネに位置情報を伝え、メガネをかけている人にしか見えないタグを「タッチ」させる。これでインターネットの検索などが可能となる。
他にも、相手が誰かを見分け、その役職などをスマートフォンの住所録で調べるための顔認識機能などが搭載されている。(c)AFP