【9月3日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)がフィンランド携帯大手ノキア(Nokia)の携帯電話事業を54億4000万ユーロ(約7140億円)で買収することが3日、明らかになった。

 ノキアによると、同社はマイクロソフトに10年間の非独占的ライセンスを供与し、「自社や株主にとって最善の道」だとするネットワークインフラおよびサービスなどの事業に集中する。

 また、スティーブン・エロップ(Stephen Elop)最高経営責任者(CEO)の同職からの即時退任も発表。暫定的にリスト・シスラマ(Risto Siilasmaa)会長がCEOを兼任するという。

 買収はノキア株主や独占禁止当局の承認を経て、2014年の第1四半期に完了する見込み。ノキア従業員約3万2000人はマイクロソフトが受け入れるとみられる。この人員移動により、ノキアの2012年の年間純売上高の約50%にあたる149億ユーロ(約2兆円)が創出される。(c)AFP