仏映画『アメリ』のジュネ監督、米ミュージカル化に「嫌悪感」
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【8月24日 AFP】大ヒットした2001年のフランス映画『アメリ(Amelie)』のジャンピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jeunet)監督が、米ブロードウェー(Broadway)で同作品をミュージカルにする計画に「嫌悪感」を語っている。
ジュネ監督はラジオのインタビューで「ブロードウェーは嫌いだ。悪趣味なものの権化だ」と米ミュージカルの聖地に対し、嫌悪感をあらわにした。
しかし、子どもの医療を支援する慈善事業のために、ミュージカル化の権利はとにかく売却したという。「長年(ミュージカル化には)抵抗していた。そういう話はすべて断ってきた。けれど10年が経ち、ちょっとした問題が起こった。私は『心臓手術支援(Mecenat Chirurgie Cardiac)』という団体を支援しているが、子ども1人を救うためには1万ユーロ(約130万円)かかる。これまで10人以上の子どもを救うことに協力してきたが、(ミュージカル化によって)もっとたくさんの子どもを救える機会になるんじゃないかと思ったんだ」
ミュージカル・コメディーに対する「深い嫌悪感」はあるが、そう考えてミュージカル化へのためらいを抑え込んだという。「絶対に見に行かないと言えるし、話さえも聞きたくはない。でもいくらかの金銭が入れば何人かの命を救える。(ミュージカル化を)受け入れた唯一の理由はそれだ」(c)AFP
ジュネ監督はラジオのインタビューで「ブロードウェーは嫌いだ。悪趣味なものの権化だ」と米ミュージカルの聖地に対し、嫌悪感をあらわにした。
しかし、子どもの医療を支援する慈善事業のために、ミュージカル化の権利はとにかく売却したという。「長年(ミュージカル化には)抵抗していた。そういう話はすべて断ってきた。けれど10年が経ち、ちょっとした問題が起こった。私は『心臓手術支援(Mecenat Chirurgie Cardiac)』という団体を支援しているが、子ども1人を救うためには1万ユーロ(約130万円)かかる。これまで10人以上の子どもを救うことに協力してきたが、(ミュージカル化によって)もっとたくさんの子どもを救える機会になるんじゃないかと思ったんだ」
ミュージカル・コメディーに対する「深い嫌悪感」はあるが、そう考えてミュージカル化へのためらいを抑え込んだという。「絶対に見に行かないと言えるし、話さえも聞きたくはない。でもいくらかの金銭が入れば何人かの命を救える。(ミュージカル化を)受け入れた唯一の理由はそれだ」(c)AFP