【8月20日 AFP】散歩中の犬のふんを路上に放置する飼い主が後を断たないパリ(Paris)で、市内南東部のモントローフォーヨンヌ(Montereau-Fault-Yonne)の自治体は19日、地元警察が地域に設置されているCCTVカメラを使って飼い犬の「落し物」を拾わない飼い主の監視・追跡を始めると発表した。

 イブ・ジェーゴ(Yves Jego)市長はAFPの取材に対し、「市民としての義務感のない飼い主たちを特定し、探し出すことができるようになる。違反を繰り返せば、35ユーロ(約4560円)の罰金を科す」と説明した。

 町には監視カメラがすでに設置されているため、これを活用することにしたという。

 市長は、スピード違反の取り締まりに監視カメラを使用するのと同じであり、無責任な飼い主たちを撮影することはプライバシーの侵害にはあたらないと主張。「自宅にいる人たちを撮影するわけではない」と説明した。(c)AFP