【8月8日 AFP】IT専門調査会社IDCが7日に公表した調査結果によると、スマートフォン(多機能携帯電話)の世界市場では米グーグル(Google)の基本ソフト(OS)アンドロイド(Android)搭載機種のシェアが拡大している。一方、1年近く新機種の発売がない米アップル(Apple)のiPhoneは、人気を落とした。

 IDCによると、アンドロイドのシェアは今年第2四半期、全体の79.3%に拡大。一方のiPhoneは、前年同期の16.6%から13.2%に縮小した。約1年前のiPhone 5発表以降、新機種がないアップルのシェアは、競合他社の新製品から影響を受けやすくなっているとみられる。

 調査結果によると、今年第2四半期のアンドロイド搭載機種の出荷台数は1億8700万台。iPhoneは3120万台だった。

 最も大幅なシェアの伸び率を記録したのは、米マイクロソフト(Microsoft)のOSウィンドウズ(Windows)搭載機種。前年同期比77.6%増の3.7%を記録し、モバイルプラットフォームにおける第3位の地位を確実なものにした。

 今年第2四半期のスマートフォンの出荷台数は合計2億3640万台で、前年同期の1億5620万台から51.3%の増加となった。(c)AFP