【8月1日 buyMeDesign】3Dプリンターの技術の実用化が刻々と迫っており、私達にはなす術もない。デザイナー、製造者、消費者の境界線をあいまいにする、この瞬間的な製造法がどのような世界に導くのか不安だろうか?この7つの最新の活用法を覚え、飲み会で披露して友達を感心させよう。

■「3Dでガオー!」
スペインのデザインスタジオ、「namisu」が、3Dのティラノサウルスを創り上げた。化石にインスパイアされたこの作品は、最新の3Dプリント技術を駆使してあなたの部屋を博物館へと変身させる。

■3D eBay
「イーベイ(eBay)」も3D業界新技術がもたらすチャンスを逃がすまいと猛攻している。最近もeコマースサイト「eBay EXACT」のアプリを発表した。このアプリはまだなじみのない3Dプリントによって作られた商品を、おなじみのイーべイから購入することができる。

■3Dリング
3Dプリンティングは実用的なものの制作に限られた技術ではない。その証拠にMarco King Chanはこの工業技術をジュエリーと組み合わせた。Chanの最新技術と美の融合は、彼のデザインに制限がなくなったとも言えるだろう。

■Tesco x 3D
英スーパー大手のテスコ(Tesco)は3Dプリンター発祥の地シリコンバレーに赴き、店舗でこの技術を利用できないかと考えた。テスコが思い描くのは、両親が買い出しをしている間に子どもが自分のおもちゃをデザインでき、予備の部品を必要に応じて作れて、壊れたら作り直せるような未来だ。

■アヒルの3D義足
いたるところで3D技術が評価され続けている。アヒルの赤ちゃん、ハリー(Harry)の左足が後ろを向いた状態で生まれてきたときにもこの技術が活用された。足の切除後、シリコンの義足が出来上がる前に、3Dプリント技術によってたった13時間で足の型が制作された。

■インストア3D
この上ないシンプルさが売りの無印良品までもがこの最新技術の波に乗った。無印良品は抽選に当たった当選者を3Dプリンターで再現するキャンペーンを実施している。もし抽選に外れても360度スキャンされたイメージを、携帯に送ってもらうことができる。

■部屋をプリント
デジタルグロテスク(Digital Grotesque)はMichael HansmeyerとBenjamin Dillengburgerによる、3Dプリントの部屋を創ろうという壮大なプロジェクトだ。80万もの壁面が日常生活で見つかるアルゴリズムからインスピレーションを元に、3Dモデリングソフトとメッシュベースのデジタル言語を使って制作されている。

■3D?いや、3Bee
これが昔ながらの手法での3Dプリント技術だ。ハイランダーの蜂蜜ウィスキーを祝い、デュワーズ(Dewar's)ウイスキーはクリエイティブスタジオのSid Lee(と8万匹のミツバチ)と協力して、オリジナルのウイスキーボトルを作り出した。必要だったのはボトルの型と、ハチミツを作るようにハチを誘導するための巣の青写真だけだったという。(c)buyMeDesign

【関連情報】
公式サイト http://www.buymedesign.com/