【5月9日 AFP】次期米大統領選で共和党の有力候補ともささやかれているニュージャージー(New Jersey)州のクリス・クリスティー(Chris Christie)知事(50)が7日、減量手術を3か月前に受けていたことを認めた。

 恰幅(かっぷく)の良いクリスティー知事は、体重をめぐって米メディアの批判的な報道にさらされてきたが、今回の手術については政治的野心に基づいたものではなく、「この先長く健康でいたいから」だと説明している。

 クリスティー知事が2月16日に受けた手術は「胃バンディング術」といい、胃をバンドで締め付け、摂取できる食事の量を制限するもの。

 クリスティー知事は昨年、ニュージャージー州を大型ハリケーン「サンディ(Sandy)」が襲った際の対応で、全米で名を上げた。だが、大統領選出馬にあたっては、体重とそれに関連する健康問題が障害になる可能性が高く、米メディアの標的にもなってきた。

 こうした中、クリスティー知事は昨年12月、体重のせいで大統領の資質がないと言われるのは「ばかげている」と述べていた。(c)AFP