【3月23日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選は22日、各地で行われ、グループHのイングランドは8-0でサンマリノを下した。

 イングランドは圧倒的なワンサイドゲームで弱小国サンマリノに大勝し、本大会出場のカギとなる26日の敵地でのモンテネグロ戦に向けて申し分のない準備を整えた。

 前半12分にサンマリノのアレッサンドロ・デッラ・ヴァッレ(Alessandro Della Valle)のオウンゴールで先制したイングランドは、同28分にアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade- Chamberlain)、同35分にジャーメイン・デフォー(Jermain Defoe)、その4分後にアシュリー・ヤング(Ashley Young)、さらに前半終了3分前にフランク・ランパード(Frank Lampard)が得点し、5-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

 イングランドは後半9分にウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)、同25分にダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)のゴールでさらにリードを広げ、同33分にデフォーがこの日2点目を挙げ、1987年に8-0で勝利したトルコ戦以来となる大勝を手にした。

 イングランド代表のロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督にとってはこれ以上を望むことはできない一夜となったが、26日にポドゴリツァ(Podgorica)で行われるグループ首位に立つモンテネグロとの対戦に敗れれば、その勝ち点差は5に広がる。

 ホジソン監督は、「これ以上の試合はないだろう。プロフェッショナルとして最高のパフォーマンスだった。我々は明らかにサンマリノの一つ上を行っていた。たくさんの選手が出場機会に恵まれたのは良かった。ハーフタイムまでに5-0になっても我々は手を緩めなかった」とコメントした。

 イングランドは前回敵地でサンマリノと対戦した際には、試合開始わずか8.3秒で得点を奪われたが、キックオフからしっかりと試合の主導権を握り、同じ轍を踏むことはなかった。(c)AFP/Tom WILLIAMS